山形実験農場

風と光の故郷、べに大豆で町おこし

山形県東置賜郡川西町という地には、私たちが実験農場と呼んでいる、約一町歩の畑とその上部に緑のダムとする土地があります。「個人に故郷があるように、企業にも故郷があっても良い」という考えから、私たちは東北のこの地に故郷を持つことを決めました。現在、この畑では、地元の農家の方々の協力のもと、小麦や蕎麦、ハト麦、べに大豆の実験栽培をしました。

また、川西町のおばあちゃんが古くから大切に受け継いできた特産の「べに大豆」を栽培している農家を束ねた「紅大豆研究会」から購入し、甘納豆と炒り大豆も販売をしています。この私たちの故郷でも、新たに、「べに大豆で、町おこし」という企画が誕生。これには、川西町の町長や役場の方も大きな期待を寄せており、キャッチフレーズも「福は内、べに大豆の川西町」と決まりました。

私たち「風と光」の故郷となってくれた川西町に、豊かな暮らしの循環構造という流れのお役に立てたらと考えています。その中で、「べに大豆で、町おこし」は、最初の試みです。年中行事や冠婚葬祭といった、地域に福や喜びが訪れるような場面で、風習・風土を取り入れながら、「べに大豆」を特産品として胸を張れるものにしていきたいと考えています。